以前、着ボイスを作るのに四苦八苦したものの、MMFファイルで作りました・・・という記事を書きました。
そのときは、8KHzでの音源しか対応していない、WSC-MA2というツール(コンバータ)を使っていたので、もっとサンプリングレートを!!、と思っていました。
で。
また思い出して調べてみました。
すると、同じYAMAHAのSMAFツールでWSDというツール(サウンドデコレータ)があり、こちらではもっと高いサンプリングレートが使える・・・みたいです。
リリース日を見てみると、2005年の日付(^^;
この前の試行錯誤のときに、もっとよく調べておけば・・・orz
#いや、調べて見つけてたのですが、WSDはdocomo向けと書いてあったので・・・(汗
まあ、そんな経緯はおいといて、まずはインストール。
私のPCは、Windows Vista Ultimate (x64)なので、ちょっとコツがいりました。
#といっても、引っかかってたのは、Windows VistaのUACのせいだと思いますが・・・。
インストール先をデフォルトの「Program Files (x86)」配下にしてしまうと、インストールしたWSDのプログラムの起動ができなくなります。
なので、Dドライブにフォルダを作ってインストール。
#日本語のフォルダはダメでした。
インストール後、デスクトップに作られたショートカットアイコンから起動します。
次は早速、着ボイスの作成です。
使用する声は、前回と同じ、「ハヤテのごとく!」のキャラクターCD(No.4)からとったオマケトラック、ヒナギクの着メールボイスです。
#時間の都合で、今回はマリアさんは見送り。
#また時間のある時に(^^;
PCには、以前の作成でCDからリッピングした状態の44.1KHz16bitステレオのWAVEデータが残っていたので、そこから必要な箇所を切り取って使用します。
たとえば、「・・・ユーガッタメール・・・メールが届いたわ・・・・・・・・・・」(中黒は無音時間)から、前半を切り出して「ユーガッタメール」にします。
WSDは、コンバートできるサンプリングレートが決まっていて、ステレオなら24KHzまで、モノラルなら48KHzになります(量子化bit数は、8bit or 16bit)。
個人的な聞こえ方なのかもしれませんが、私にとっては量子化bit数やチャンネル数よりもサンプリングレートのほうが重要なので、44.1KHz16bitステレオから44.1KHz16bitモノラルに変換、WSDに読み込ませてMMFファイルとして保存しなおします。
#ま、W63Hのスピーカはモノラルですし、ね。
おっと、ツール側のフォーマットを、忘れずにMA-7フォーマットにしておきましょう(^^
で、保存したらメールで転送。
パソコンから携帯のメールに添付して送信します。
こうして、携帯側で着ボイスを再生することができます(^^
作った後の手順は、一緒ですね。
で、前回取り込んでいた着ボイスでは、サンプリングレートのせいでノイジーなザリザリ感がありましたが、今回は完璧!とまではいきませんが、かなりノイズは抑えられた感じです。
そうそう、最初の変換では、WAVEデータ編集時にノーマライズ処理をかけていたのですが、携帯のスピーカにとっては音圧(音レベル)が高すぎたようで、再生時に割れてしまっていました。
それで、ノーマライズなしでやり直しています。
すると、ちょうどいい感じのボリュームになってくれました(^^
#作るときは、まず期待値のセオリーを作ってからですね!
というわけで、一通り変換・転送して登録完了。
またマニアックな度合いがアップした携帯になってしまいましたトサ(^^;;
結局、こんな感じになりました。
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【Eメール受信】
ユーガッタメール(tr.10の前半)
【Cメール受信】
メールが届いたわ(tr.10の後半)
【情報受信(メール受信が出来ず、サーバに届い状態の時など)】
ちゃららーん(tr.11の前半)
【パワーオン時】
おはよ。今日も一日がんばりましょ(tr.38)
【パワーオフ時】
おやすみなさい。また明日ね(tr.55)
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そうそう、ハヤテのごとく!の公式サイトに、いろいろと着ボイスが公開されているようです。
ただ、メール着信とかの一般用途ではなく、アニメのシーン中のフレーズなど、着信音としてみたときは、なかなか使いづらい声ばかり(一覧で見る限りは)です。
やっぱり、スタンダードなのも用意しておいて・・・と思います。
最後に・・・。
携帯の着ボイス(MMF・・・SMAFは似非着ボイスだそうですが(^^;)関連は、権利者(著作権者)の権利主張が厳しいので、作成したMMFファイルはWEB公開できません。
ツールのダウンロード時の許諾にも出てきますが、あくまで自分のプライベートな用途としてのみ、使用できます。
しっかりと用法を守って、ツールが違法行為の温床と槍玉に挙げられて非公開になったりしないよう、注意深く使用してください。
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2009-04-16:
誤字修正
2009-05-30:
情報着信音の追加
2009-06-20:
「ちゃららーん」着信音の対応トラックの修正
それから、スペルを繋げていたのを分離。
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